こんにちは!民宿すぎのこの女将ハルカです。
こちらをご覧いただいている方でしたら、屋久島の存在を知らない方は少ないと思いますが、口永良部島という島があることはご存知でしょうか?
実は屋久島町は「屋久島」と「口永良部島」の2つの島から形成されています。
そして口永良部島は屋久島を経由しなければ行くことができない、つまり屋久島からしか行くことができない島なのです。
一体どんな島なのか、気になりませんか?
こちらをご覧いただいている方でしたら、屋久島の存在を知らない方は少ないと思いますが、口永良部島という島があることはご存知でしょうか?
実は屋久島町は「屋久島」と「口永良部島」の2つの島から形成されています。
そして口永良部島は屋久島を経由しなければ行くことができない、つまり屋久島からしか行くことができない島なのです。
一体どんな島なのか、気になりませんか?
口永良部島ってどんな島?
地図でいうと屋久島の左上、南西方向の約12km離れたところにある口永良部島。
全域が屋久島国立公園に指定されており、人の手が入っていない大自然が多く残っています。
面積は約38㎢で、屋久島の10分の1にも満たない小さな島です。 (屋久島の面積:約500㎢)
形はひょうたんのような形で、くびれた部分の南側に本村港という港があります。
全部で7つある集落に、150人ほどの島民が暮らしています。
全域が屋久島国立公園に指定されており、人の手が入っていない大自然が多く残っています。
面積は約38㎢で、屋久島の10分の1にも満たない小さな島です。 (屋久島の面積:約500㎢)
形はひょうたんのような形で、くびれた部分の南側に本村港という港があります。
全部で7つある集落に、150人ほどの島民が暮らしています。
雨が多く「水の島」と言われる屋久島とは対象的に、活火山がある口永良部島は「火の島」。
2015年5月に起きた新岳の爆発的噴火により、島民は島を出ることを余儀なくされました。
一時は無人島となった口永良部島ですが、現在は噴火警戒レベルが引き下げられ、島へ戻って生活できるようになりました。
2015年5月に起きた新岳の爆発的噴火により、島民は島を出ることを余儀なくされました。
一時は無人島となった口永良部島ですが、現在は噴火警戒レベルが引き下げられ、島へ戻って生活できるようになりました。
どうやって行くの?
口永良部島へは屋久島の宮之浦港から「フェリー太陽」で向かいます。
1日1往復のみ、偶数日と奇数日で出発時刻が異なるので、事前に確認してからスケジュールを組むことをお勧めします。
所要時間は約100分。金額(2等)は大人2,100円 小人1,050円。
1日1往復のみ、偶数日と奇数日で出発時刻が異なるので、事前に確認してからスケジュールを組むことをお勧めします。
所要時間は約100分。金額(2等)は大人2,100円 小人1,050円。
屋久島→口永良部島
偶数日:08:10発 奇数日:13:00発 (※2017年4月現在の時刻表です) |
口永良部島→屋久島
偶数日:10:30発 奇数日:15:10発 |
移動中も楽しめる!フェリーから眺める屋久島と口永良部島
移動中はフェリーのデッキからの景色を楽しめます!普段見ることのできない角度から見る屋久島はまた新鮮。
こちらは一湊の矢筈岬と先端の一湊灯台です。
運が良ければ、トビウオが飛んでいる姿や、イルカを見ることもできるのだとか。
こちらは一湊の矢筈岬と先端の一湊灯台です。
運が良ければ、トビウオが飛んでいる姿や、イルカを見ることもできるのだとか。
段々と見えてくる口永良部島。南岸に沿って、本村港へ向かいます。
海岸の断崖は、荒々しく迫力たっぷりです。
海岸の断崖は、荒々しく迫力たっぷりです。
それぞれが個性的!抜群の効能を持った4つの秘湯!
【西之湯温泉】
海辺にひっそりと佇む漁師小屋のような温泉。湯小屋は廃材で造られています。
入口側に湧き出た源泉が溜まっていて、木の棒を抜き差しすることで男女別の浴槽に流れる仕組みになっています。
潮汐によって湯面が上下し、満潮をむかえるころに茶色いお湯が湧き出てきます。
塩分と鉄分を含み、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効能があります。
耳を澄ますと波の音が聞こえ、心も体も癒されます。
24時間利用可能
入浴料金:200円
海辺にひっそりと佇む漁師小屋のような温泉。湯小屋は廃材で造られています。
入口側に湧き出た源泉が溜まっていて、木の棒を抜き差しすることで男女別の浴槽に流れる仕組みになっています。
潮汐によって湯面が上下し、満潮をむかえるころに茶色いお湯が湧き出てきます。
塩分と鉄分を含み、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効能があります。
耳を澄ますと波の音が聞こえ、心も体も癒されます。
24時間利用可能
入浴料金:200円
【湯向温泉】
湯向(ゆむぎ)集落の温泉。昔から集落で大切にされてきた温泉だそう。
温泉の成分で柔らかくなってしまう建物の床には、上から新しい板が打ち付けられていて、何度も手入れされていることがわかります。
お湯には白い「湯の花」が舞っています。
成分の硫黄泉・ナトリウム・塩化物などは、神経痛、筋肉痛、関節痛に効能があります。
ゆったりと静かな時を過ごせる温泉です。
24時間利用可能
入浴料金:こころざし(100円程度)
湯向(ゆむぎ)集落の温泉。昔から集落で大切にされてきた温泉だそう。
温泉の成分で柔らかくなってしまう建物の床には、上から新しい板が打ち付けられていて、何度も手入れされていることがわかります。
お湯には白い「湯の花」が舞っています。
成分の硫黄泉・ナトリウム・塩化物などは、神経痛、筋肉痛、関節痛に効能があります。
ゆったりと静かな時を過ごせる温泉です。
24時間利用可能
入浴料金:こころざし(100円程度)
【本村温泉】
島民の8割が住む最も人口が多い集落、本村集落にある温泉。源泉がそのまま注がれた湯船と加温した湯船があります。湯船から活火山新岳や夕焼けを望むことができます。泉質は単純温泉で、湯は鉄分を多く含み薄い茶色をしています。
入浴時間:17時~20時 ※定休日:月曜日
入浴料金:大人300円、子ども100円(町民大人150円、子ども50円)
島民の8割が住む最も人口が多い集落、本村集落にある温泉。源泉がそのまま注がれた湯船と加温した湯船があります。湯船から活火山新岳や夕焼けを望むことができます。泉質は単純温泉で、湯は鉄分を多く含み薄い茶色をしています。
入浴時間:17時~20時 ※定休日:月曜日
入浴料金:大人300円、子ども100円(町民大人150円、子ども50円)
【寝待温泉】
寝待(ねまち)集落にある口永良部島の名所「立神」。海岸にそびえ立つ大岩は圧倒されるほどの大きさ。そのすぐ脇にある温泉が寝待温泉です。
昔から湯治場(長期間滞在して行う温泉療養)として、島外からも利用者がいたほど高い効能があるのだそう。乳白色のお湯は濃厚な硫黄臭がして、いかにも薬効がありそうです。
寝待の名称は「果報は寝て待て」にちなんでいるという説と、「寝て待つほど人気の温泉」という説があります。
寝待(ねまち)集落にある口永良部島の名所「立神」。海岸にそびえ立つ大岩は圧倒されるほどの大きさ。そのすぐ脇にある温泉が寝待温泉です。
昔から湯治場(長期間滞在して行う温泉療養)として、島外からも利用者がいたほど高い効能があるのだそう。乳白色のお湯は濃厚な硫黄臭がして、いかにも薬効がありそうです。
寝待の名称は「果報は寝て待て」にちなんでいるという説と、「寝て待つほど人気の温泉」という説があります。
※2015年の噴火による影響で、残念ながら現在は入浴することはできません。
今も建物の半分ほどが土砂の中に埋まったままになっています。
今も建物の半分ほどが土砂の中に埋まったままになっています。
どこを見ても大自然!小さな島の壮大な絶景たち
■口永良部島八景
永迫、番屋ヶ峰、岩屋泊、新村、立神岩
※残りの3つ(古岳西麓、古岳東麓、古岳火口)は立入禁止となっています。
永迫、番屋ヶ峰、岩屋泊、新村、立神岩
※残りの3つ(古岳西麓、古岳東麓、古岳火口)は立入禁止となっています。
・立神岩
大迫力の巨大な岩。
大迫力の巨大な岩。
・永迫
早朝には屋久島から昇る朝日を見ることができます。
早朝には屋久島から昇る朝日を見ることができます。
口永良部島から見る屋久島。
・金峯神社
本村港を見渡せる絶景神社。晴れていれば夕日がとても綺麗に見えます。
本村港を見渡せる絶景神社。晴れていれば夕日がとても綺麗に見えます。
「口永良部 雪は降らぬが 星は降る」と唄われるほどの星空の美しさ。
道中、頻繁にヤクシカに遭遇しました。屋久島のヤクシカより、一回り大きいのが特徴。
滞在中、ヤギやコウモリにも出会うことができました。
手付かずの自然の景色の壮大さに、まるで島の全域が屋久島の西部林道のように感じました。
滞在中、ヤギやコウモリにも出会うことができました。
手付かずの自然の景色の壮大さに、まるで島の全域が屋久島の西部林道のように感じました。
何もない、だからこそあるものだけで豊かになれる。
島内に小中学校、役場出張所、郵便局、診療所、ガソリンスタンド、A-coop(スーパー)がひとつずつ。
個人商店が2店、自動販売機が2台。
すべて本村集落の中にあり、島内で物が買えるのはこの集落だけです。
屋久島よりも小さくて、不便で、何もないかのように思える島。
でもここで感じたのは、より人々の個性が際立つということと、昔そのままの風景が残っているなということ。
活火山とともに生活しているからこそわかる自然の恵みと厳しさ。皆が協力し合う口永良部の暮らしの温かさ。
自然に寄り添って生きる人々の強さと島への愛を感じました。
個人商店が2店、自動販売機が2台。
すべて本村集落の中にあり、島内で物が買えるのはこの集落だけです。
屋久島よりも小さくて、不便で、何もないかのように思える島。
でもここで感じたのは、より人々の個性が際立つということと、昔そのままの風景が残っているなということ。
活火山とともに生活しているからこそわかる自然の恵みと厳しさ。皆が協力し合う口永良部の暮らしの温かさ。
自然に寄り添って生きる人々の強さと島への愛を感じました。